高齢社会
2024年 早々に能登半島を襲った地震被害
私も過去に 金沢市で生活していたこともあり 能登半島の美しい自然景観を楽しんでいました
被災された方々には心よりお見舞い申し上げますと同時に 犠牲になられた方々にはお悔やみ申し上げます
マスコミの情報映像を見ていて 避難所や被災者に高齢者が多いことをつくづく感じます
地方ほど高齢化が顕著なのが今の日本の現状です
私は長年 介護事業の携わってきましたので 避難所に避難している高齢女性が
「私 一人でお風呂に入れないの 足が悪いから手助けしてもらわんといかんね」とおっしゃって
おられたのが印象に残りました
公的介護保険が始まった時は 「これからは介護の社会化が当たり前」と介護業界は新しいサービス
分野としてもてはやされていました しかし 介護保険制度の改正が回を重ねる毎に 制度の趣旨が
「家族ができないところだけをカバーするのが介護サービス」とニュアンスが変わってきました
そして 介護予防(要支援)で利用できるサービスを減らしてしまいました 介護報酬も徐々に
下がってしまい 介護サービス従事者は給与が低くて家族を養えない状態となり 現在では圧倒的に不足しているのが現状です 特に地方では顕著で 「要支援の認定では訪問介護のヘルパーさんは利用できません」と役所の担当者も平然と言っているのです
都会では 介護保険サービスのヘルパーさんではやってもらえないこともしてくれる いわゆる自費サービスとして
家事代行サービスが増えてきています また終活として金銭管理や亡くなった後のことを引き受けてくれるサービスとして
身元保証会社などと契約されるようになってきています しかし これらは公的サービスではないので お金が無ければ利用できないのも事実です また 地方ではそれらも無いのが実情です
この先 日本社会はどのように変わるべきか 波乱の年明けです