まず ご自分を大切に
以前 遺言書についてある程度書いてみました。最近 遺言書に関するご相談が多いように感じるので 改めて確認してみましょう。
遺言書を書くということは ご自身の今を将来に託すことではないかと思います。「終活」も同様だと感じます。
高齢になり 自分の老後の心配をしている方は多いと思うのですが 実際に何からすればよいか分からなかったり そもそも 「何とかなる」と言って放置しているのは ある意味「自己放任」という無責任なことではないでしょうか。
これでは ご自分の心の時間が止まったまま現実の時間だけが無駄に過ぎていくばかりです。
終活のご相談を受けているなかで 遺言を書く書く詐欺? 墓じまいするする詐欺? 先祖から受けた田畑や原野を放置する? など 何も手付かずのまま放置して亡くなられるケースが多いのが現実です。つまり ご自身の人生の課題を他者に押し付けてしまうことなんです。そうなるのが見えているから ご親族同士で疎遠になったり 「頼む」と言っても何を頼んだのか頼まれたのかが分からず お互いに不安になっているだけ という場合も多いです。
自分のことは自分で決めて 具体的にしっかり準備する。
これを行うことで 生活の安心安全が確保できるのです。心身の自由が利かなくなった場合に誰に手続きなどを頼むか もちろんお金が必要ですので それも使えるように託すことが肝心です。そのうえで 人生の後始末 残余財産の行く先を決めておくことで 残された人・託された人も覚悟が決まりますし 双方の安心に繋がります。
契約や段取りが行えたり 字を書けるうちが華です。ちゃんと備えてください。そうすることで余裕ができたら 趣味や余暇を余裕をもって楽しめるようになり 人助けもできるのではないでしょうか。